サンダルの国
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サンダルの国
人気ランキング : 611688位
定価 : ¥ 1,995
販売元 : 連合出版
発売日 : 2002-10 |
価格:¥ 1,995
納期:通常1〜2週間以内に発送 |
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アジアとは、日本とは |
著者の1年間にわたるアジア旅行日記。それだけならよくある本だが、この本では、出会った人々の暮らしぶりや生き方を通して、その国の内情、歴史を探ることにページが割かれている。
書中で列挙する人々を、著者は「アジアの友人たち」と言うが、実際には著者は彼らを冷めた目で見つめ、過剰な友情を抱かない。それは、著者が個々人ではなく、「アジア全体」を見ようとしている「旅人」だからだ。
だからあくまで淡々と、「友人たち」の生きざまを目にしたまま文章にしていく。そこからその国の背景を読み解いていく。
書名となっている「サンダル」は、薄汚れ、日に焼けた足を露出する履き物であり、欧米よりも「劣った」アジアを象徴する。しかしそのエネルギーは、過度に成長し行き詰まっている「靴の国」欧米・そして日本を凌駕する。
著者が彼ら「アジアの友人」を冷めた目で見るしかないのは、著者が靴の国の人間だからだろう。終章では、同じ日本人たちが「サンダルの国」でエネルギーを享受し今後の生き方を変えようと努力する姿が紹介されている。同じ日本人だからか、同情も伺えるところが興味深い。「日本人よ、がんばれ」というメッセージは、日本人全体へも向けられている。
日本も少し前までは「サンダルの国」だったことを思い出させてくれる。
なお、著者のホームページでは補完的情報が公開されているので、本書と合わせて閲覧することをお勧めする。